法律はあなたの味方 お仕事六法 正社員ver.――自分を守る方法を身につけよう!

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あらすじ

正社員として働いていると、
次のような思ってもみない事態に遭遇することがあります。

・通勤中に怪我をした
・給与が支払われない
・育休が取得できない
・セクハラを受けて鬱になった
・長期入院後、会社に復帰できない
・内定を取り消された
・副業で怪我をした
・テレワーク中の残業代が支払われていない
・部下に「パワハラだ!」と言われた
……など

このような労働全般における
あらゆるトラブルに対して、
正しく、賢く対応するために、正社員として「知っておくと役立つ六法」を集めました。
会社員と言えども、1人の人間です。
働くことであなたの健康や生活、生涯が脅かされないためにも
本書を読んで自分の身を守りましょう。

この本は、正社員の方、またはこれから正社員になろうとする方を対象に
働くうえで知っておいたほうがよい法律や裁判例を
できるだけ分かりやすく伝えることを目的としたものです。
特に、「働き方改革関連法」や最近の労働法関連法規の改正を踏まえ
正社員にとって、具体的に何が変わったのか、
将来どのような影響があるのかなどについて、重点的に記載しています。
ーー「はじめに」より


■目次

●第1章 労働契約の内容に関する法律~働く人と雇う人との約束
・求人に明示されるべき労働条件とは?
・契約時に明示されるべき労働条件とは?
・就業規則は会社が勝手に変更できるの?
・副業には会社の許可が必要?
・希望しない配置転換は拒否できる?
ほか

●第2章 賃金に関する法律
・手当と賃金は違うものなの?
・休業手当はどんな時にもらえるの?
・残業代はどう計算されるの?
・残業時間に上限はあるの?
・未払いの賃金は請求できるの?
ほか

●第3章 ワーク・ライフ・バランスに関する法律
・有休はいつでもとれるの?
・休職はどのくらいできるの?
・産休や育休はいつ、どのくらいとれるの?
・男性社員は育休をとれるの?
・介護休業や介護休暇はいつ、どのくらいとれるの?
・生理休暇はどうすればとれるの?

●第4章 ハラスメント・労災に関する法律
・どこからがパワハラになるの?
・会社はセクハラにどう対応してくれるの?
・何がマタハラに該当するの?
・性的マイノリティを守る法律はあるの?
・労災とは?
ほか

●第5章 解雇・退職・再雇用に関する法律
・会社は内定を取り消すことができるの?
・会社は試用期間満了後に本採用を拒否できるの?
・退職を拒否されたらどうすればいいの?
・競業他社へ転職してもいいの?
・会社はどんな時に社員を解雇することができるの?
ほか

■著者 横山佳枝(よこやま・よしえ)
弁護士(原後綜合法律事務所)
2001年に名古屋大学法学部を卒業し、2004年に弁護士登録(第二東京弁護士会)。
2010年に南カリフォルニア大学ロースクール(LL.M)へ留学し、2014年にニューヨーク州弁護士登録。
2018年から東京都労働局紛争調整委員会委員。
第二東京弁護士会両性の平等に関する委員会に所属しており、
著書に『ハラスメント事件の基本と実務』(共著/日本加除出版)等がある。