ヌシの話

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あらすじ

ペットロスに苦しむすべての人へ。

ヌシは、アメリカン・ショートヘアの猫。
黒とグレーの縞々柄で、毛は硬く、目はいぶしたような金色をしている。
ヌシはある日、うるんだ瞳でこう言った。
「ご主人様、もう一匹、猫を飼ってください」

18年の生涯をかけて、ヌシが残してくれたものとは――

あるひとりの女性が一匹の猫と出会い、別れ、悲しみを乗り越えるまでを書き著した、ほんとうの物語。

【目次】
プロローグ
第一章 ヌシとの出会い
ヌシと過ごした春夏秋冬
第二章 女神様がやってきた
ヌシからの提案/ヌシがしつけてくれる猫を探す/急げ急げ
第三章 女神様に教えるヌシ
ヌシ、餌を残すようになる
第四章 ヌシとの別れ
ヌシの忘れ形見/ヘアメイクさんのチンチラ
第五章 小女神様がやってきた
ヌシが亡くなって一か月/ヌシ、女神様を連れていかないで!/贖罪/ヌシが亡くなってちょうど一年/生まれ変わったヌシ
第六章 母と猫
ねずみとアメショー/母の見た一筋の光/あなたが気に入った猫で/母の勘/春あけぼの
追記 永遠のヌシ
あとがき 

【著者プロフィール】
吉田明子(よしだ・あきこ)
長崎県出身。東洋大学文学部卒業後、株式会社コム・デ・ギャルソンに就職し新宿伊勢丹店の店長を務める。塾の個別指導講師などを経て、2003年に芸能プロダクション「株式会社 齋藤エンターテイメント」に入社、タレントのマネジメント、映像、舞台制作プロデューサーとして活躍。その後、インドのショール卸輸入業の店長を務める傍ら、世界遺産登録十周年記念事業「オペラ石見銀山」に美術協力として参加。芸能プロダクション当時の回顧録として書いた「浅草物語」は「第二七回小学館ノンフィクション大賞」最終候補作に選出された。現在は、占いの館で専属鑑定士として活躍中。