(看護学専門分野教科書シリーズ) 成人がん看護学
購入した作品の読み方あらすじ
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本書は、おもに看護基礎教育を受けている学生のために編集した。がんの発生と疫学に始まり、がん治療、診断期における意思決定、がん性疼痛と緩和ケア、臓器別がん、地域在宅ケア、家族支援という章立てで、がん看護のエッセンスを凝集した。執筆は、看護基礎教育において成人看護学を担当している教員、臨床に精通し正にがん看護領域で活躍しているがん看護専門看護師の方々に依頼した。特に、第4章では、国家試験問題に多く出題されているがん性疼痛緩和に関する内容について、WHO「がん疼痛治療ガイドライン」改訂(2018)、日本緩和医療学会編「がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン 2020 年版」を踏まえて記述してる。また、各章の終わりに実力の養成ができるように、過去の国家試験問題を掲載している。成人領域のがん看護について基本を学び、すぐに国家試験対策に繋げて理解できるようにした。
【著者略歴】
編著:安藤 詳子(あんどう しょうこ)
一宮研伸大学看護学部 教授
【目次】
第1章 がんの発生と疫学
1 がんの発生
2 がんの疫学
第2章 がん治療と看護
1 手術療法
2 がん薬物療法
3 放射線療法
第3章 がんの診断から治療プロセスへ
1 がんの告知とインフォームド・コンセント
2 がん告知後の意思決定支援
第4章 がん性疼痛と緩和ケア
1 緩和ケア
2 がん性疼痛
3 がん性疼痛に対する治療の基本
4 オピオイドの副作用と対策
5 鎮痛補助薬
6 非薬物療法
第5章 臓器別がんと看護の特徴
1 咽頭がん
2 肺がん
3 乳がん
4 食道がん
5 胃がん
6 大腸がん
7 肝がん
8 膵がん
9 子宮がん・卵巣がん
10 前立腺がん
11 白血病
12 脳腫瘍
第6章 がん医療政策と地域在宅医療
1 がん医療政策のあゆみ
2 在宅療養がん患者と家族に対する支援
3 在宅療養がん患者と家族を支える医療システム
第7章 終末期がん患者の家族に対する支援
1 死別という喪失に対する悲嘆
2 がん患者の家族に対する“死別と喪失”に向けた準備に関する支援
3 死別の悲しみから生きる力へ