(栄養管理と生命科学シリーズ) 基礎栄養学

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あらすじ

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【内容紹介】
 第1章では、栄養学の定義を始め、栄養学の歴史について記載されている。また基礎栄養学は、非常にとっつきにくく、難しい科目であるというのが、多く方々(学生)の一致した認識であろう。それは、基礎栄養学という物語を読み解くルール(単語や文法)を知っておかなくてはならないからである。そのルールが化学や生化学の知識である。しかし、化学全般をしっかりと学習していなければ、基礎栄養学を習得することが難しいかといえば、必ずしもそうではない。
 そこで、基礎栄養学を読み解くための化学的・生化学的知識のエッセンスについて、第2章で取り上げ、その後の理解が容易になるように心がけている。
 その上で、第3章では食物の摂取、食欲や生体リズムについて、第4章では消化・吸収と栄養素の体内動態について解説した。第5章から第9章までは、五大栄養素である炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミンそして無機質の栄養学的な意義について取り上げている。第10章では水と電解質、第11章ではエネルギー代謝について解説している。
 これらは、管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)に示されている内容に合致するように構成されている。また、各章の項目ごとに確認問題を入れ知識の定着を図るとともに、章末には関連する管理栄養士国家試験の過去問題を加えているので、この1冊を学習すれば、管理栄養士国家試験に突破できる学力を身につけることができるように配慮されている。

【著者略歴】
編著:
小林 謙一(こばやし けんいち)
ノートルダム清心女子大学 教授

【目次】
はじめに

第1章 栄養の概念
1 栄養の定義
2 栄養と健康・疾患
3 遺伝形質と栄養の相互作用

第2章 基礎栄養学に必要な生化学
1 栄養素の化学構造
2 基礎栄養学における生化学反応の基礎

第3章 食物の摂取
1 空腹感と食欲
2 摂食量の調節
3 食事のリズムとタイミング

第4章 消化・吸収と栄養素の体内動態
1 消化器系の構造と機能
2 消化・吸収と栄養素の特性
3 消化過程
4 管腔内消化の調節
5 膜消化・吸収
6 栄養素別の消化・吸収
7 栄養素の体内動態
8 生物学的利用度(生物学的有効性)

第5章 炭水化物の栄養
1 概要
2 糖質の体内代謝
3 血糖とその調節
4 エネルギー源としての作用
5 他の栄養素との関係
6 食物繊維・難消化性糖質

第6章 たんぱく質の栄養
1 たんぱく質の栄養

第7章 脂質の栄養
1 脂質の種類と働き
2 脂質の体内代謝
3 コレステロール代謝の調節
4 摂取する脂質の量と質の評価
5 他の栄養素との関係

第8章 ビタミンの栄養
1 ビタミンの種類と構造
2 腸内細菌叢とビタミン
3 生体内代謝とビタミンの関係

第9章 無機質の栄養
1 無機質の種類と栄養学的機能
2 骨組織と無機質
3 無機質と生体調節機能Ⅰ 無機質と電解質
4 無機質と生体調節機能Ⅱ 無機質と酵素賦活作用
5 無機質と生体調節機能Ⅲ その他
6 その他のミネラル

第10章 水・電解質の栄養的意義
1 生体内の水
2 電解質の代謝と役割

第11章 エネルギー代謝
1 エネルギー代謝の概念

付表