アジア新興国マーケティング
あらすじ
スピード感のあるマーケティングで
アジア進出を成功させよ
豊富な実地調査の経験をもつアジア新興国マーケティングの専門家が語る、
アジアマーケットの現状と進出戦略とは
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海外進出を図る日本企業にとって、アジア新興国は魅力的なエリアの一つです。
アジア新興国各地には多くの日本企業が製造業を中心に進出を果たしており、
大規模な産業集積、サプライチェーンを形成しています。
また、特にASEANにおける中間層、富裕層の増加によって、
生産拠点としてだけでなく、消費市場としての魅力も増してきています。
しかしそれだけに、海外の競合による進出競争が激しさを増しているのも事実です。
著者はアジア新興国への進出を目指す企業の支援をするマーケティング会社の代表です。
以前勤めていたマーケティング会社での経験も含め、長年にわたってアジア新興国の
500件を超える市場調査に携わってきました。
現地の市場を専門的に分析してきた著者は、アジア新興国と日本とでは商習慣や
マーケットの動きが異なるため、現地のリアルな情報に着目したマーケティングを
行う必要があるといいます。
例えばアジア新興国の所得水準は年々上がりつつあるものの日本に比べるとまだまだ低く、
特にベトナムの家電市場ではシェアを拡大するうえで機能面の充実より低価格を重視した
ほうが市場のニーズにマッチする場合があります。
一方タイでは、新機能について信頼できるものか懐疑的である消費者が多く、
機能についての明確な説明がなければ消費者は離れてしまいます。
またアジア新興国におけるEC市場は非常に動きが活発で、2018年から2021年の3年間で
売上上位3位が激しく入れ替わっています。
特にEC市場が活発なシンガポールやベトナム、タイではLazadaやshopeeという
日本では無名のECモールが売上トップを争っているということも、押さえておくべきポイントの一つです。
発展著しい地域であるだけに、その変化のスピード感、規模感は日本国内のものとは
大きく異なっています。このような地域ごとのその時々のリアルな情報をつかみ、
それに対応したマーティングを行うことが重要となるのです。
本書では、著者が実践してきたアジア新興国マーケティングの成功例を挙げながら、
それぞれの国の最新事情と調査、分析のノウハウを中心に解説します。
アジア新興国でのビジネス展開で成果を上げようと志す経営者にとって、
リアルな現地情報の重要性とその活かし方を知ることのできる一冊です。
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