80歳・現役科学者 感動の履歴書
山本尚 1,540円
あらすじ
小学生の頃からずっと化学が好きだった。美しい自然、日本人に必要な常識を徹底して身につけさせてくれた灘中・灘高、京大は世界一ではないと知った日、ハーバード大のノーベル賞受賞者たち。自身もノーベル候補者である著者が、トップ科学者たちが持つ「世界一の感覚」やイノベーションを生む感動をいきいきと描く。
【イノベーションは感動だ】
ピタゴラスの定理を自分流に証明しなさい
土を食べても完成させる
人の背中を見るのは嫌い
質問は戦いなのだ
君が開く学問の分野は?
彼とは決して話をしないように
化学は美しい
日本の化学の進歩が1年遅れた
君にはまだ机はいらない
必ず世界を動かすとペン習字
演者にむかってスリッパを放り投げる教授
研究者とは狂気と正気の間の細い山道を歩くようだ
自宅の庭で電車を走らせる教授
大学中の金木犀の花を全て採集
いつ日本に帰るのか
6時間の考えるセミナー
2、3時間後に「研究はどうなったか」
ぼんやりとものを考えることの方が大事
世界の化学はハーバードで考え、ハーバードから発出する
5年経ったらクビにしてください
一年に一つは賞を取れるように
1日12時間以上も働く人は必ずどこかで手を抜いている
タオル一枚で実験室まで走る
シクシクと痛みを感じるくらいの質問でなければならない
賞の世界で日本は輸入超過になっている
最終講義はしたくない
【主な目次】
第1章 ずっと化学が好きだった
第2章 京都大学とハーバード大学
第3章 ナンバーワンの感覚 ハーバード大学
第4章 教科書には書いていないこと 京都大学
第5章 世界中からの招聘 ハワイ大学
第6章 名古屋が日本のナンバーワン 名古屋大学
第7章 世界の最先端にいる爽快感 シカゴ大学
第8章 創造とは何か 中部大学