基礎から学ぶ水理学

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あらすじ

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【内容紹介】
 大学において農業農村工学や土木工学の分野で水理学を学ぶ学生を対象として作成した。
 高校の物理学では静水圧の性質に触れるだけであり、多くの学生は、流れを伴う水の物理的挙動について大学で初めて学習する。本書では物理学に自信を持てない学生にも全体を通じて理解が得られるような構成とし、基礎的なところからわかりやすく説明を行っている。

【著者略歴】
編著:
岡澤 宏(おかざわ ひろむ)
東京農業大学地域環境科学部 教授

中桐 貴生(なかぎり たかお)
大阪公立大学大学院農学研究科 准教授

著:
藤川 智紀(ふじかわ とものり)
東京農業大学地域環境科学部 教授

竹下 伸一(たけした しんいち)
宮崎大学農学部 准教授

長坂 貞郎(ながさか さだお)
日本大学生物資源科学部 教授

山本 忠男(やまもと ただお)
北海道大学大学院農学研究院 准教授

【目次】
はじめに
第1章 序説
 1.1 水理学で用いる物理・数学の基礎知識
 1.2 水の基本的性質

第2章 静水圧
 2.1 静水圧の性質
 2.2 パスカルの原理とその応用例
 2.3 平面に作用する全水圧
 2.4 曲面に作用する全水圧
 2.5 浮力と浮体
 2.6 浮体の安定

第3章 水の運動
 3.1 水路の種類と流れ
 3.2 水路の断面形状に関する基本用語
 3.3 流速と流量
 3.4 流れの種類
 3.5 流線、流跡線、および流管
 3.6 連続の式
 3.7 ベルヌーイの定理
 3.8 ベルヌーイの定理の応用
 3.9 運動量の法則

第4章 管水路の流れ
 4.1 管水路
 4.2 摩擦損失水頭と平均流速公式
 4.3 摩擦以外の要因による損失水頭
 4.4 単線管水路
 4.5 分岐・合流する管水路
 4.6 管網の流量計算

第5章 開水路の流れ
 5.1 開水路流れに関する基本事項
 5.2 開水路流れにおける流速分布
 5.3 開水路流れの平均流速公式
 5.4 開水路断面の形状要素と等流計算
 5.5 水理学上の最有利断面
 5.6 円形断面水路の水理特性曲線
 5.7 河川の流量計算
 5.8 開水路の不等流
 5.9 背水
 5.10 開水路における摩擦以外の損失水頭

第6章 オリフィスと水門(ゲート)
 6.1 小オリフィス
 6.2 大オリフィス
 6.3 円形オリフィス
 6.4 もぐりオリフィス
 6.5 オリフィスからの排水時間
 6.6 水門(ゲート)

第7章 せき(堰)
 7.1 せきの種類
 7.2 四角せき
 7.3 三角せき
 7.4 広頂せきと越流ダム
 7.5 もぐりせき(潜り堰)
 7.6 ベンチュリーフリューム

第8章 地下水
 8.1 地下水の流れ
 8.2 井戸
 8.3 集水暗渠