新しい落語の世界
柳家東三楼 2,420円
あらすじ
ニューヨーク在住の落語家が考えるこれまでの「落語」とこれからの「RAKUGO」
本書では「落語とは何か」をさまざまな角度から考え、享受する人、演じる人の道筋となり、落語が世界標準のエンターテインメントであることを提示する。これまでの本ではほとんど触れられることのなかった落語の「上・下(かみしも)」の約束や、現代的な視点を 入れた落語の歴史、寄席を中心とした落語界そして修業のことなど、噺家独自の視点から忌憚なく書き下ろす。「落語はそんなもんじゃない」という批判を想定するが、本書を通じて読者の一人ひとりの中に「落語とは何か」のイメージが出来あがれば本望。古典落語の保守本流の中で育った著者が、リベラルとアートの本場NYで過ごし、噺家として二十五年研究した「落語とは何か」を開陳する。
「一席お付き合いのほどをお願い申し上げます」
【目次】
第1章・落語のこれまで
(1)落語の変遷(江戸より前の時代、御伽衆、安楽庵策伝、噺家の誕生、昭和・平成の名人)
(2)落語の世界(落語家の修業、昇進の話、上下のルール、寄席の世界等)
第2章・新しい落語の世界(噺家のアメリカ移住、高校時代、入門、父の死からアメリカ公演、
コロナ禍のこと、RAKUGO Association of America 設立、英語での落語、新しい落語教授法、
落語からRAKUGO へ)
第3章・WEB コラムセレクト