甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺
田牧大和 850円
あらすじ
菓子職人の兄と番頭の弟。上菓子屋兄弟の繁盛記。「藍千堂菓子噺」シリーズ第1作。
両親亡き後、叔父に実家を負われた晴太郎と幸次郎。
兄弟は、かつて父の許で修業していた職人の茂市と一緒に、
菓子司「藍千堂」を開く。優しい職人肌の晴太郎と、
しっかり者で商才に長けた幸次郎は、亡き父の教えを守りながら、
叔父の嫌がらせにも負けず、知恵と工夫を凝らした季節の菓子で店を切り盛りする。
解説=大矢博子
※この電子書籍は2013年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。