知っておきたいワインの輸入実務と基礎知識 ワイナリーはどうやって探す?

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あらすじ

さっと読めるミニ書籍です(文章量13,000文字以上 14,000文字未満(10分で読めるシリーズ))


【書籍説明】

ワインについて考えてみますと、ワインはずいぶん不思議な飲み物だと思います。

ひとつには熟成の不思議があります。

ウィスキーも熟成しますが、あちらの場合は、樽による熟成までで、瓶詰後は熟成しません。ワインの場合は、ボトルになってからも熟成する不思議な飲み物です。

この熟成を管理するにはどうしたらよいのでしょうか。

また、産地の不思議があります。

有名な産地はフランスやイタリアですが、イギリスやオランダなどの寒冷地や、タイやインドネシアなどの熱帯地域での生産量はきわめて限定的で少ないのが不思議です。

もうひとつはチリワインの不思議です。

フランス・イタリアの天下だった輸入ワイン市場に割って入り、安価で美味いと最近では6年連続で輸入量一番の人気を記録しました。

チリワインはなぜ安くて美味しいのか、どこにその秘密があるのでしょうか。

今回はこの不思議なワインの輸入について書きます。本書はワインの輸入実務を知りたい方のための基礎講座です。

ワインビジネスをはじめたばかりの方、すでにワインビジネスに関わっていて、知識を深めたい方、倉庫管理で問題がありお悩みの方などに、是非読んでいただきたい内容になっています。

最初の章では、ワイン熟成の不思議と、その不思議なワインの管理法を考えます。

第2章では、産地の不思議について調べ、ワインとは何か、ワインの分類、代表的ワインの品種などを調べます。

第3章では、輸入通関統計を調べ、ここ数年のチリワインの人気ぶりを分析します。

第4章はワインの輸入通関統計の調べ方の章です。

第5章は、ワイン輸入先の見つけ方と仕入れコストです。海外企業との決済条件、船積み書類、コンテナの入数やコスト、輸入手続きなどを見ます。

第6章はワイン輸入の実務の章で、第7章ではワイン輸入に関わる法律を見ます。

さて、近代哲学の祖として有名なデカルトは、「われ思うゆえにわれあり」という言葉で有名ですが、彼は大のワイン好きで、「私は飲みながら考え、考えながら飲む」と言ったそうです。

「われワイン飲む、ゆえにわれあり」と言いたくなりますね。

どうぞみなさまもワインでも飲みながら、じっくりとお読みいただきたいと思います。