氷上の蝋燭
安達信 1,408円
あらすじ
『富山大空襲』1945年8月2日未明 富山市街 全滅
富山の市街地が焼夷弾により焼け野原となったのは、たった80年ほど前のこと。
この悲惨な出来事を風化させてはならぬと、語り部として人々へ訴え続けた一ノ瀬文子。
病に冒された文子が、孫の華音やその教え子たちに、最後に伝えたかった本当の思いとは。
【富山大空襲を語り継ぐ会事務局長 柴田恵美子氏推薦】
軍靴の音が聞こえてくる。
いつも犠牲になるのは、お互いの国民なのに。愚かな為政者達。
戦争は最大・最悪の環境破壊。
78年前、富山大空襲で無念の死を遂げたあの世の犠牲者と戦後も心を痛めてきた体験者達の叫び「二度と繰り返さないで!」
その声を平和しか知らない私達は今こそ他人事ではなく聞く時だ。
蝋燭の灯が消えないうちに……。
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