紀行 失われたものの伝説
立野正裕 1,760円
あらすじ
ひと気のない湖畔で他界へ去った人を想う。聖地とは信仰の場所のことだけではなく、心のなかで特別な意味を与えられた場所のことでもある。聖なるものを経験することとは何か。二十世紀の「記憶」を旅する。
【目次】
(1章)ノルマンディへの旅―キース・ダグラスの詩を探して
(2章)イタリア南部への旅―カルロ・レーヴィの流刑地を行く
(3章)ウクライナへの旅―ウラジミール・スヴェトロフの詩を探して
(4章)トルコへの旅―ナーズム・ヒクメットの詩とパルチザンの少女
(5章)知覧への旅―特攻から七十年
(6章)ドイツ南部への旅―強制収容所と戦略爆撃
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