世界サウンドクラッシュ紀行
あらすじ
常識をぶっ壊せ、道なき道をゆけ。
ジャマイカ、ニューヨーク、カリブの島々ーー
9割黒人のレゲエ界で前人未到の景色を切り拓いてきた“世界のマイティークラウン”。
世界40か国200都市、異次元すぎる狂気の激ヤバ超ロングトリップ!
日本人が誰も行かないカリブの国々でリスペクトされる男たちがいる。
91年結成、95年横浜レゲエ祭主催、99年ワールドクラッシュ制覇、23年サウンド活動休止。
横浜・NYを拠点に世界に挑戦し続けてきた男たちの33年にわたる戦いの記録。
MIGHTY CROWN(マイティークラウン)
1991年横浜で結成、日本のみならず世界のレゲエアンバサダー/カルチャーアイコンとして活躍するレゲエサウンド。メンバーはMASTA SIMONとSAMI-Tの兄弟に加え、セレクターのCOJIE、MIGHTY CROWN第二の拠点であるニューヨーク在住のNINJA。
1995年には横浜レゲエ祭を立ち上げ、徐々に規模を大きくしながら日本のレゲエシーンを盛り上げ、横浜スタジアムで3万人を超えるファンを集める夏の風物詩にまで成長させた。
1999年にはNYで行われた「WORLD CLASH in New York」で優勝。アジア人初のサウンドクラッシュ世界一の称号を勝ち取った。
以降、世界屈指のサウンドとして北米、カリブ諸島、ヨーロッパなど、世界40か国200都市以上を周り、これまでに8度の世界チャンピオン、11の世界タイトルを獲得、世界中にファンとリスペクトを増やし続けている。レゲエのメッカ、ジャマイカにおいても、サウンド文化の貢献者として表彰されるなど、その存在と功績は国やジャンルを越え評価されている。
2017年にはボブ・マーリー・ファミリーの主催するカリブクルーズ船上でのサウンドクラッシュで3連覇を果たし、18年にはサウンド界のチャンピオンズリーグともいえるジャマイカでの世界大会「WORLD CLASH 20th Anniversarry」で優勝を果たすなど、現在も進化し続けている。
2023年6月にはファイナルとなる横浜レゲエ祭、7月には世界最大級の豪華客船でのクルーズ・パーティーを最後にサウンド活動休止を発表している。
【目次】
1)レゲエがつないだ世界のヤバい場所と人たち
2)レゲエで出会った世界のスペシャルな場所と人たち
3)今さら聞けないレゲエ・ダンスホールの基礎知識
4)頭・カネ・時間の総力戦「サウンドクラッシュ」の魅力
5)世界一になるために必要なこと
6)日本に「本物」を広めるために
7)奥深い「ルーツ」「ダブ」の世界
8)横浜、LA、NY発キングストン行き
9)第二の拠点NYで世界一のサウンドになるまで
10)日本で「レゲエで食べていく」ためにしてきたこと
11)サウンド活動休止と新たな挑戦