源氏十二宮絵巻(1)

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あらすじ

「世に並びなき人」と賞される光源氏。彼の護衛を務めるのは、西洋占星術をもって術を行うという特異さゆえに、「邪道」と蔑まれる若き陰陽師・加世白瑛。親友でもある二人だが、移り気な光源氏は正妻を顧みず、彼女に想いを寄せる白瑛をやきもきさせていた。光源氏の様子がどこかおかしくなってきて……。亡霊騒ぎと光源氏の関係は? 母の面影を追い求めるあまり妖しい術にかかった彼を、白瑛は守ることができるのか?
 古典文学『源氏物語』をベースにした伝奇アクション「源氏十二宮絵巻」シリーズ、第1弾。電子版あとがきを追加収録。

●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。