造林学ワークブック―森林科学の学び方―

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あらすじ

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【内容紹介】
 私たちの日本の約7割は森林である。森林は人類にとって身近な存在であり、また私たちの生活にとって必要不可欠な存在である。森林から私たちは木材をはじめ、きのこや山菜などの恩恵を受けるだけでなく、森林から流れ出る水、生産される酸素を享受し、災害防止などの保全効果や、風景・景観、保健休養などの効用も得ている。森林の持つ意義は産業的な意義だけではなく、いまや地球規模で、また私たちの毎日の生活にとって大なり小なり何らかの影響を及ぼしている。
 本書は、大学で森林科学を学ぶ学生のための本だが、自然、森林に関心を持つ一般の方々にとっても森林を知るためのガイドブックとなる。各地への旅行や行楽のおりにも、車窓からの森林の風景を眺めながら、手に取っていただきたい本である。

【著者紹介】
著:上原 巌(うえはら いわお)
東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授

【目次】
第1章 序論
第2章 森林科学を学ぶみなさんへ
第3章 造林学での学び
第4章 育苗
第5章 大学構内での実習
第6章 街路での実習
第7章 森林での実習(大学演習林、民有林)
第8章 森林の管理手法
第9章 自然と人為との拮抗
第10章 農学部の林学科とサイエンスとしての森林科学
造林学フィールド事例① いまどきの東京近郊の林業は?
造林学フィールド事例② コロナ禍での森林実習の代替
造林学フィールド事例③ 北限のブナ林と最古のブナ人工林
造林学フィールド事例④ カラマツの実生をさがす
造林学フィールド事例⑤ 各地の中高生との森林体験と香り体験
造林学フィールド事例⑥ 建築学科の学生の演習林での実習
造林学フィールド事例⑦ 地域の山林の福祉利用
造林学フィールド事例⑧ 森林・樹木と数学"