ユースワークとしての若者支援 場をつくる・場を描く
あらすじ
支援現場のストーリーを語り、描き、伝える
若者たちに必要なのは、安心して過ごし、やってみたいことに取り組め、多様な人と交われる「場」だ。ユースワークの公的制度が発達している欧州から学び、若者支援実践が本来大切にすべき価値を提示する。
※本書は、大月書店刊『ユースワークとしての若者支援――場をつくる・場を描く』の電子書籍版です。
【目次】
1 若者支援とユースワーク
(1)日本の若者支援をとりまく状況(南出吉祥・乾彰夫)など
2 欧州のユースワークとその背景
(1)イギリスのユースワークを描く
Story1 不安定を生きるチェルシーと共に(ダーレン/中塚史行)など
3 若者が育つ場をつくる
(1)ワーカーが描くユースワーク
Story 5 ただそばに居ること(勝部皓)など
4 ストーリーをふりかえる
(1)若者と共に場をつくる仕事(原未来) など
5 場をつくる実践の射程
(1)“場”を育てる教育実践としての生活指導(乾彰夫)など
【著者】
平塚眞樹
ひらつか・まき
法政大学社会学部教授。人の育ちの環境に関心をもって研究する過程で欧州のユースワークに出会い、これこそ自分が考えつづけたかったものだと惚れ込む。以来その世界で出会った国内外の人たちと、若者もワーカーも育つ場づくりを探求中。
若者支援とユースワーク研究会
わかものしえんとゆーすわーくけんきゅうかい
若者支援に関わる各地の実践者と研究者が参加する学びあいの場。イギリス、フィンランド、デンマーク等のユースワーク関係者との交わりを深めながら、若者支援とは何かを問い続けている。現場で若者と生きるワーカーの学びを助け、同時に、若者支援への社会の理解を助ける媒体になることをめざしている。(ウェブサイトhttps://www.learning-youthwork.com/)