ここが変だよ、保育園

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あらすじ

世間一般の常識は保育業界の非常識!?

文鎮型から階層型への組織変革
アウトソーシングを積極活用
DXで書類業務を効率化

元NTT研究職員が最先端情報通信の世界から
保育園理事長に転身!
安心、安全、働きやすい保育園を目指した保育園改革!
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保育業界では、待機児童問題解消のために全国に施設が増えたことで、
近年は定員割れを起こす園が出始めています。
また、行政からは既存事業だけでなく、例えば安価で食事を提供する
子ども食堂の併設・運営や、園に通っていない子どもの一時預かりといった
多機能化によって更なる地域貢献を求められており、
保育業界は変革のタイミングを迎えようとしています。

一方で、異業種からの参入などが乏しく「今まで通り」をよしとする
保守的な運営になりがちな園も少なくありません。
しかし旧態依然とした運営から抜け出せずにいると、
いずれ園の存続を危うくしかねません。

著者は通信業界大手に研究者として勤めたのち、
実家の保育園を継いだ異色の保育園経営者です。
異業種から保育業界への転職だったため、業界内では当然とされてきた
さまざまな常識や保育の現状に疑問を抱き、
一般企業時代に培ったスキルと知見を活かしてITによる業務の効率化など
積極的に改革を推進してきました。

本書ではそんな著者だからこそ感じた保育業界の常識と世間の常識との
ギャップを挙げながら、それらが保育にもたらす問題と改善の必要性、
実際に著者が行った改革について詳細に解説します。
また園だけではなく預ける側の保護者の姿勢についても触れており、
「良い保育園とはなにか」を考えるきっかけとなる1冊です。