兇弾 禿鷹V

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あらすじ

稀に見る悪徳刑事・禿富鷹秋(とくとみたかあき)を
主人公にした禿鷹シリーズ最終作。
理由なき悪行を重ねる禿鷹も、ついに前作『禿鷹狩り』で命運が尽きた。
しかし、そのままでは終わらせないのが禿鷹の凄み。
命と引き換えに手に入れた神宮署の裏帳簿が、警察幹部らによって
闇に葬られようとすると、禿鷹の妻・司津子(絶世の美女)や同僚の御子柴が
立ち上がり、二転三転の息もつかせぬ攻防が始まる。
世を去ってなお、組織を揺さぶり続ける禿鷹の心に何があるのか、
「著者にもわからない」と吐露した著者自らの解説付き。

※この電子書籍は2010年1月に文藝春秋より刊行され、2012年7月に刊行された文春文庫の新装版を底本としています。