「家業」を継いでも「事業」は継ぐな 新装改訂版
大島伸夫 1,567円
あらすじ
後継者に求められるのは
事業を継ぐことではなく興すこと
世代交代の壁に直面しながらも
さまざまな経営改革を行ってきた2代目社長が
後継者が行うべき第二創業について指南!
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高度経済成長期に創業した中小企業の多くで事業承継が進むなか、
先代から看板を譲り受けた2代目社長には苦悩がつきものです。
先代が経営に干渉してくる、古参幹部がついてこない、
時代に合わない組織体質が染みついていて改革が進まないなど悩みは数えきれません。
著者は父が創業した下請けの紙袋加工会社を2004年に継ぎ、2代目社長に就任しました。
父や古参幹部からの抵抗を受けながらも、組織の再編成や海外での新規事業立ち上げなど
さまざまな取り組みを行ってきた経験から、後継者には代々営んできた家業を
ただ守るのではなく、第二創業ともいえる変革を起こして
建て替えること(スクラップ&ビルド)が必要だと著者は主張します。
本書では著者の取り組んできた改革の軌跡をもとに
中小企業の後継者のあるべき姿についてまとめています。
混迷する経済情勢のなかで事業承継に悩む中小企業後継者にとって
経営改革のヒントとなる本です。
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