善悪の彼方に~看護学生あずみの事件簿~

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あらすじ

愛情、後悔、そして謎――。

火事のあった日のいきさつはこうだ。その日、真琴の父、櫻井良一は仕事が休みの日ではあったが、午後から急ぎの用事があると言って会社に出掛けた。夕方五時頃、仕事を終えたところで、これから実家に寄って帰るつもりだと妻に連絡を入れている。(中略)しかし鑑識の結果、明らかに火元は居間のストーブの火の不始末が原因とわかった。消したつもりのストーブにカーテンの一部が燃え移って全焼したのだ。(本文より)

事故なのか?放火なのか?
空白の四時間と三件の火災の謎を解明すべく
看護学生・篠原あずみの推理が始まる。

【目次】
1 はじまりの火事
2 そして二軒目……
3 課題
4 行方不明
5 ふたたび現場へ
6 病院バイト
7 逮捕者
8 空白の四時間
9 故意と過失
10 ライターの持ち主
11 放火犯
12 善悪の彼方に

【著者紹介】
〈著者紹介〉
叶浦みのり(かのうらみのり)
コロナ禍で小説を書き始める。
趣味は偏った読書。好きな作家は松本清張。