六代目松鶴逸話「鶴光、何さらしてけつかんねん!」
あらすじ
志ん朝、談志が鳥肌を立てて聞いた伝説の六代目松鶴。その豪放磊落な人生を筆頭弟子の鶴光が語りつくす。
古今亭志ん朝、立川談志が鳥肌を立てて聞いた、上方落語伝説の六代目笑福亭松鶴。
その豪放磊落な人生を、現在筆頭弟子でラジオパーソナリティーで一世風靡した鶴光が語りつくします。
【目次】
はじめに――往復ハガキで弟子入り志願
第一章 三十歳上の師匠に入門
通い弟子での修行は約四年間
芸人とお客さんの不思議な関係
思い出の「新花月」も今はなく・・・・・・
奥さんは美人の「あ~ちゃん」
師匠を絶句させた花丸兄さん
師匠の運転手はつらい
桂春団治の有名なエピソードは師匠が元ネタ
「差し押えの紙、わしの口に貼れ」
九官鳥にイタズラした弟子は誰?
他
第二章 上方落語と江戸落語
上方落語中興の祖とは?
松鶴師匠と米朝師匠
三代目桂春団治師匠は親友
松鶴の『らくだ』に鳥肌をたてた東京の噺家
何にでも首を突っ込む談志師匠
師匠念願の島之内寄席開場
師匠が紫綬褒章を受賞
上方漫才大賞と上方お笑い大賞
芸人はみなギャンブル好き
他
第三章 芸人は売れてなんぼ
師匠より売れてはいけない
「破門じゃ!」
老いらくの恋
「師匠、今日の三十石、滑ってましたな」
映画「男はつらいよ」に出演
良き指導者に出会えるかどうか
自分の車にはねられた!?
師匠が永眠した日
最後に私の弟子たちを!
あとがき
六代目笑福亭松鶴年譜
【著者】
笑福亭鶴光
昭和23年大阪府生まれ。高卒で六代目笑福亭松鶴へ入門。昭和50年「ゴールデンアロー賞」芸能新人賞、昭和51年「夜のレコード大賞」最優秀新人賞、昭和54年「第15回ギャラクシー賞」個人撰賞。ラジオDJとして、ニッポン放送「鶴光のオールナイトニッポン」で11年9か月、「鶴光の噂のゴールデンアワー」では16年間パーソナリティーを務めた。現在ニッポン放送「鶴光の噂のゴールデンリクエスト」、j:COM「笑福亭鶴光のオールナイトニッポンTV@j:COM」隔週(土)等に出演中。落語芸術協会唯一の上方真打。