少年と犬

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あらすじ

第163回直木賞受賞作! 犬を愛するすべての人に捧げる感涙作

傷つき、悩み惑う人々に寄り添う一匹の犬は、なぜかいつも南の方角に顔を向けていた。
2011年秋、仙台。震災で職を失い、家族のため犯罪に手を染めた男。偶然拾った犬が男の守り神になった(男と犬)。壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいた(夫婦と犬)。人と犬の種を超えた深い絆を描く感涙作。解説・北方謙三

「少女と犬」を文庫で初収録。

※この電子書籍は2020年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。