「九回二死からの逆転」 赤字家業の再生物語
河村厚志 1,567円
あらすじ
ストーリーで分かる赤字企業の再建のあり方
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景気悪化懸念、デジタル化対応、人口減少……。
これらが重くのしかかるコロナ禍以降の社会において、経営資源である
ヒト・モノ・カネが乏しい中小企業の多くは苦境に立たされています。
実際、コロナ禍対策の補助や支援が手薄になるにつれ、
中小企業の倒産件数は増えている状況です。
本書は事業再生に悩んでいる中小企業経営者に向けて、
30代で2度事業失敗を経験した著者が、“ラストチャンス”の場と覚悟を決めて
承継した赤字まみれの家業をどのようにして立て直したのかをまとめています。
著者が引き継いだ家業は斜陽の縫製工場で、入社時点ですでに債務超過を起こし
倒産寸前の状況でした。立て直しに向けて、
まず縫製工場の閑散期が長すぎる点に着目し新規事業の開拓を進めます。
さらに無断欠勤、突然の退職は当たり前という問題だらけの社内環境にメスを入れ、
社内のルール設定や人事の刷新を推し進め、黒字経営を実現。
コロナ禍で一時は売上70%減のダメージを受けましたが、
ニーズを先取りしてマスクの製造を開始し、売上15倍のV字回復を達成しました。
これらの改革をストーリーでまとめたものが、この一冊です。
どんな赤字企業でも、アイデアと行動力で再生することができる──。
著者の足跡が、読者にとって大きな道標になるはずです。
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