花咲町奇談

購入した作品の読み方

あらすじ

一見ランダムに奏でているように思える36篇のショートショートがラストには1編の長編小説交響楽となる。

さあ、「くすり、どきり、ほっこり」と、どんでん返しを楽しみましょう。

長年勤めた経験もあり、今回も学校が舞台となる作品を多く収録しました。昔の同僚からは「てっきり算数の本を書いたのかと思った」と驚かれたことがありました。確かに、現役のときの私は算数科が専門でした。国語科ではありません。でも、それも意外なオチと考えればショートショート的ですね。(著者あとがきより)

【目次】
I章 大学の奇談
飛び出す絵本旅
前兆
お掃除ペット
長編
またの名
模範解答
駄洒落ガイド
走れ戌男
フルーツの樹

II章 巷の奇談
遍路のご利益
廃校ホラー館
校長の川柳
雨中の指導員
ハッピー美術館
副作用
高知妖怪日記
表札泥棒

III章 小中学の奇談
ごちゃごちゃ昔話
珍答だらけ
奇妙な祟り
遊具の幽霊
宿直日誌
黒い人
心霊スポット
大先輩
小さな奇跡
辛抱

IV章 救世主の奇談
お山の御殿
アツアツ物語
カモ
仁淀ブルーツーリング
迷信の壺
珍獣の習性
カミン星
宇宙ロードサービス
救世主

あとがき

【著者】
目代 雄一
高知県生まれ。学校勤務を経て、現在はショートショート作家。著書に『開けてもいい玉手箱』『切手の贈り物』、『森の美術館』、『デビルの仕業』があり、単行本とともに電子版も配信中。