こども経済教室 世の中のお金の動き・社会の仕組みがわかる本

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あらすじ

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将来、どんな仕事についても

必ず役立つ知識を学ぼう!



「経済」を知ると知らないでは、将来が大きく変わるかもしれない!

それぐらい重要な知識です。



本書では、小学校高学年を主な対象に、「経済のしくみ」をわかりやすい事例を交えながら説明。「経済の基本のき」とも言えるような、じつは今さら聞けないと思っている大人にもわかりやすく説明します。

物価高、賃金格差、円高・円安……めまぐるしく変化する「経済」、知っておきたい基礎知識・考え方をわかりやすく教えます!



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ほんの少しだけ高い視点から眺めれば「経済」の全体像が見えてくる!



みなさんは、「経済」ってどんなものだと思いますか?



朝のニュース番組でやっている、なんだか難しそうなもの?

どこか遠いところで大人たちが決めている、自分たちには関係のないもの?

いえいえ、そうではありません。

みなさんの毎日の暮らしのどこにでもある、ごくありふれた存在が「経済」です。

みなさんがコンビニで買い物するのも、バスや電車で出かけるのも、

水道で手を洗うのも、だれかにメールを送るのも、そのすべてが立派な「経済」活動なのです。

みなさんがいま、この本を手に取っている時点で、みなさんは「経済」というしくみの中で暮らしています。

けれど、そんなに身近な存在であるからこそ、「経済」を理解するのはかえって難しいことなのです。自動車会社に勤めている人は、自動車産業の立場から「経済」を見ています。銀行で働く人たちは、それとは違う目で「経済」を見ています。



スーパーで買い物する人と、デパートで買い物する人には、やっぱり違う「経済」が見えています。だれもがみな、自分に一番身近なところから、「経済」を見てしまうのです。



そこで、この本では、毎日の暮らしよりも少しだけ高いところから見える「経済」の姿を紹介したいと思います。この本を読めば、自分だけの立場ではなくて、同じ社会に参加しているすべての人の立場から「経済」を見ることができるようになるでしょう。



ゲームを買う消費者の視点だけではなくて、ゲームをつくっている会社の気持ちも知ってほしい。税金を払っている人たちの気持ちだけではなくて、その税金を集めている政府の考えも知ってほしい。



日々の暮らしの目線ではなくて、もう少し、あとほんの少しだけ高い視点から、「少子高齢化」や「インフレ」や「円安」のような、日本経済が直面しているさまざまな問題を眺めてみてほしい。

この本は、そんな気持ちから書かれています。



【監修者執筆・本書はじめにより】



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<もくじ>

第1章 それぞれの立場でどう思うか考えてみよう!

欲しいゲーム機の値段が高くなったらどう思う? 

社長、従業員、買う人……全員がハッピーになれる?…etc



第2章 日本で起きていることを知ろう!

日本は世界の国々に比べてあまり値上がりしない国!?

日本は何十年間も給料が上がっていない!?…etc



第3章 「GDP」がわかれば世の中が見えてくる!

その国の経済規模を表す「GDP」とは?

「三面等価の原則」を知ると、世の中が見えてくる…etc



第4章 「インフレ」と「デフレ」ってなんだ