改訂版 AI時代のビジネスを支える「データセンター」読本

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あらすじ

デジタルトランスフォーメーションが本格化するなか、
データセンターが果たす役割、抱える課題、未来像とは――
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ITの世界には毎年のように新しい概念やテクノロジー、サービスが登場し、絶えず進化を続けています。
その進化により社会もまた、大きく変化しています。
それらを支えるためには“ある施設”が欠かせないのですが、その施設はなかなか話題に上ることがありません。
実はその重要な施設こそ、本書のテーマである「データセンター」です。
IT社会のインフラともいえるデータセンターですが、その知名度は電気、ガス、水道、電話、鉄道など
ほかの社会インフラと比較すると圧倒的に低く、IT業界で働く人を除けば、
「データセンター」の存在自体を知らない人もいると思います。
データセンターのITインフラが使えなくなると、Twitterでつぶやくことも、LINEで連絡を取り合うことも、
FacebookやInstagramに投稿することもできなくなります。銀行のATMもSuicaなどの交通系ICカードも使えなくなります。
ECサイトで商品を売買することもできません。
もちろん、企業の活動にも大きな影響が出ます。
電子メールが使えなくなるので連絡業務を電話やFAXや郵便で行わなくてはなりません。
銀行、製造業、医療、サービス業など、ありとあらゆる企業のシステムが停止してしまい、
ビジネスが大混乱となるばかりか、想像もつかない損失が発生します。
AIやIoTなどがビジネスや生活に不可欠となっていくこれからの時代は、ますますデータセンターが重要になります。
データセンターなくしてビジネスの遂行も快適な社会生活を送ることも不可能になるといっても過言ではないのです。
このようにますます重要になるデータセンターについて、その基礎から将来性、今後の課題などを網羅した入門書が本書です。
著者は「データセンターコンサルタント」として日米で20年以上の実績を有し、
データセンターの設計、構築、運用をサポートしてきた第一人者です。
データセンターを理解することは、これからのITと社会のあり方を理解することであり、
さらには新しいビジネスチャンスにもつながります。
これからのビジネス、社会を考えるうえで必要な、さまざまな知識とヒントが詰まった一冊です。