信長と濃姫外伝2 覇王を継ぐ者 徳川家康の嫡男三郎信康は、なぜ切腹させられたか?
潮美瑶/MBビジネス研究班 658円
あらすじ
【書籍説明】
徳川家康は三河の小大名松平家に生まれ、八歳の時から駿河の大大名今川家の人質となって育った。
成長してからも今川家の被官同様に扱われ、今川義元の姪築山殿と結婚した。
築山殿との間に、長男三郎信康と長女亀姫を儲けた。
桶狭間の戦で今川義元が討死し、今川家が衰退すると、家康は今川傘下から脱け出し、尾張の織田信長と同盟を結んだ。
三河から西を信長に任せ、家康は三河以東に領土を拡大し、三河・遠江を勢力下に収めた。
同盟者信長が天下一統を成し遂げるにつれて、家康も東海の覇王となった。
嫡男信康も勇猛果敢な武将に成長した。
しかし、家康は秘かに信康を嫌い、父子の仲は険悪になっていった。
信康の行状は凶暴を極め、家臣達の中には信康を嫌悪する者もいた。
家康家臣団は、筆頭家老酒井忠次と信康後見役石川数正の二派に分かれて勢力を競い合っていた。
その頃、家康の愛妾お愛の方が妊娠した。
覇王を継ぐ者は、信康か?それとも、お愛の方の子か?
【目次】
吉報か凶報か
清州同盟
人質救出
嫉妬の鬼
猛勇か蛮勇か
長篠の戦
野心家
たわけの三郎
家臣団分裂
父と子
訴状十二ヶ条
岡崎城訪問
恐怖の毒
安土への使者
信康切腹
東海の覇王