歌舞伎町シノギの人々

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あらすじ

歌舞伎町バラバラ殺人犯のヤクザの妻・サクラは言った。「こんなに働いてない人の多い街って、ないよね。なのに1日何万もお金作っちゃう」「図々しくて、神経強くて……。お金なんか持って、この街に来ちゃダメだよ。ハイエナいっぱいいて、潰されるんだから」。風俗嬢、ヤクザ、ホスト、高利貸し、キャッチetc.。家田荘子が、自らの原点の街・歌舞伎町でシノぐ人々を追う、衝撃のノンフィクション。

*歌舞伎町
*葵/月収500万円のトップキャバクラ嬢
*サクラ/歌舞伎町バラバラ殺人犯のヤクザの妻
*神田組長/すべての闇に顔を持つ現役バリバリ組長
*木場組長/巨大マーケットを押さえる麻薬の総元締め
*渋谷・田端/外国人売春婦の元締めと舎弟
*モハマド・パトリシア/麻薬の売人とコロンビア売春婦の夫婦
*亜希/ホテトルの美人女社長
*中野/すご腕闇金経営者は元首相の隠し子
*まみ/現役銀行員ヘルス嬢
*フェイメイ/強盗に殺されかけた元台湾クラブのママ
*大塚・三田・上野/野望を持った山口組系ヤクザ3人組
*アヤ/16歳でヘルス嬢になった家出少女
*社長/歌舞伎町ビル火災の某テナント社長
*ヨンハ/元韓国人金貸し、現在はホステス
*ヘイジン/10年で10億円作った韓国人金貸し
*ユウ/新風俗商法「援助屋」の売れっ子嬢
*赤坂兄弟/不良あがりの兄弟ヤクザ
*ジュンママ/50億円を稼いだ韓国クラブのママ
*青山・板橋/歌舞伎町の武闘派イケイケヤクザ

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。