森高弘句集光れ光れ
購入した作品の読み方あらすじ
六尺をきつく締め合ひ宵祭 ――四十路男の紡ぐ十七音の躍動に刮目せよ
俳句結社『童子』所属の50代の作者による第1句集。
2008年から辻桃子に師事し研鑽を重ね十余年の末に2022年10月に出版。
自選十句
五右衛門の如き頭よ夏休
おととしに流行りし歌を落第子
商の字の顔に見えたり花疲れ
蛍籠光れ光れと夜明けまで
山勘の当たり初売さばけたり
忌明けや精進揚げに根深汁
六尺をきつく締め合ひ宵祭
あの夢をいつ捨てたるや水着脱ぐ
バカヤロウと窘められてさやけかり
別れなど自づと決まり西行忌
出版/喜怒哀楽書房
【目次】
序 辻 桃子
脚立の天辺 二〇〇八―二〇一〇年
背中あはせ 二〇一一―二〇一二年
光れ光れ 二〇一三―二〇一四年
山 勘 二〇一五―二〇一六年
六 尺 二〇一七―二〇一八年
あの夢 二〇一九―二〇二〇年
大三元 二〇二一―二〇二二年
あとがき
【著者】
森高弘
1969年11月生まれ。
1989年短歌を詠み始める。
1996年短歌を辞める。
2006年俳句を詠み始める。
2008年『童子』入会。辻桃子に師事。
日本伝統俳句協会所属。
歌集に『シンデレラボーイなんかじやない』