月野木若菜句集夜光貝

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あらすじ

広告業界で働くワーキングウーマンの、リアルな日常が切り取られた初句集。

働き方改革前夜、広告会社の猛烈会社員だった筆者。ふとしたきっかけで俳句と出会い、その日常が五七五の十七音に映し出される。本書には、筆者が全くの俳句初心者だった2009年から約10年間の句が収められているが、日常の思いがけない瞬間に季節を感じ、また季節の行事に感動し、季語に寄り添い詠まれた句には、40代から50代の、ワーキングウーマンの悲喜交交が見え隠れする。
出版/喜怒哀楽書房

【目次】
序 西村 和子
I ゼムクリップ 平成二十一年―二十四年
II 鮟鱇鍋 平成二十五年―二十七年
III 麦を踏む 平成二十八年―三十年
IV 大吉 平成三十一年―令和二年
あとがき

【著者】
月野木若菜
超多忙な大手広告会社勤務の間隙を縫って、「知音」の俳句初心者教室に通い、俳句の面白さに目覚めてから十余年。日夜仕事に没頭し、様々なインプットで一杯になった脳から、俳句という形でアウトプットしていく作業は、疲れた脳に程よい刺激と癒しを与えてくれ、心のバランスを保つ最良の特効薬となりました。
よく働き、よく飲み、よく食べ、よく笑う、そんな、豪快に働く女性管理職です。
横浜市在住。『知音』同人。