このからだが平和をつくる ケアから始まる変革
安積遊歩(著) 1,408円
あらすじ
車椅子から、生命に対する暴力にNOと言う
生命に優劣をつける優生思想も、戦争も根は同じ。「争えない体」を持つ私たちが生きること、それ自体が平和への歩み――。障害当事者として、女性として、親として、果敢に街に出、発言してきた著者が語る車椅子からの平和論。
※本書は大月書店刊『このからだが平和をつくる――ケアから始まる変革』の電子書籍版です。
【目次】
はじめに――「障害」という字と平和
1章 重度訪問介護で平和をつくる
1 介助とは何か
2 介助が制度になるまで
3 介助と子ども
2章 人類は生き延びられるか
1 全ての命が生き延びるために
2 差別とは何か
3章 このからだが平和をつくる
1 健常と障害
2 脱施設化に向けて
3 いのちに対する暴力に抗う
おわりに
【著者】
安積遊歩
あさか・ゆうほ
1956年、福島県福島市生まれ。骨が弱いという特徴を持って生まれた。22歳のときに親元から自立。アメリカのバークレー自立生活センターで研修後、ピアカウンセリングを日本に紹介する活動を開始。1996年に40歳で娘を出産。優生思想の撤廃や、子育て、障害を持つ人の自立生活運動など、さまざまな分野で当事者として発言を続ける。著書に『癒しのセクシー・トリップ』『車イスからの宣戦布告』(以上、太郎次郎社)、『いのちに贈る超自立論』(太郎次郎社エディタス)、『多様性のレッスン』『自分がきらいなあなたへ』(以上、ミツイパブリッシング)、共著に『生の技法[第3版]』(生活書院)等がある。