家族が誰かを殺しても
購入した作品の読み方あらすじ
「幸せになっても良いのでしょうか」
──人殺しの家族と呼ばれても、ともに生きるという道を探す理由。
ある日突然、家族が殺人を犯してしまった。
加害者家族と呼ばれる受刑者の家族は、その瞬間から、
過剰なマスコミ取材、ネット上での根拠のない誹謗中傷やいやがらせを受け、
辞職に追い込まれる、引っ越しを余儀なくされるなど悲惨な生活を強いられる。
そのような状況でも、罪を犯した家族を支え、そして更生の道を探るべく
「ともに生きる」決断をするのは、なぜか。
重大事件の加害者家族に寄り添い続ける著者だからこそ描けた
加害者家族の現実とその後の人生、
そして現代日本の抱える「家族」のいびつな形とは。
【目次】
はじめに
第一章 上級国民と呼ばれた家族──東池袋自動車暴走死傷事故
第二章 夫の無実を信じる純粋な妻の悲劇──東北保険金殺人事件
第三章 揺るがない兄弟の絆──岩手妊婦死体遺棄事件
第四章 死刑囚の支援者と葛藤──宮崎家族三人殺人事件
第五章 なぜ加害者家族支援を続けるのか
第六章 家族はどこに向かうのか
参考文献