「近代の超克」の続き
購入した作品の読み方あらすじ
西洋近代の価値観を乗り越えろ!
西洋近代の価値観は、今の時代において日本の「常識」として染み付いている。しかし、それが借り物の「常識」であることに自覚的な日本人はごくわずかだろう。当時は漸進的に受け入れられたその価値観が、いまの時代に小さな「歪み」として様々な場所で現れはじめているように思われる。本書は、対米英開戦という時局のもと、感度の高い知識人たちが集い論じ合った「近代の超克」に触れ、その問題意識を引き継ごうとするものである。具体的には、民主主義・自由主義・資本主義の欠陥を指摘し、理論的に乗り越えていく。価値観の源泉が忘れ去られた現代日本においてこそ、本書は読まれるべきものである。
【目次】
まえがき
序 章 「近代の超克」を受け継ぐ
第1章 「近代の超克」を検討する
第2章 近代を超克するということ
第3章 民主主義を乗り越える
第4章 自由主義を乗り越える
第5章 資本主義を乗り越える
最終章 西欧近代を乗り越えた後に
あとがき
参考文献