情報セキュリティの敗北史
アンドリュー・スチュワート/小林啓倫 3,300円
あらすじ
相次ぐ個人情報の大規模漏洩、米・中・露による国家主導のハッキング、企業・病院を標的にして猛威を振るうランサムウェア…
IT社会が急速な発展を続ける一方で、私たちの「情報」を取り巻く状況は日に日に悪化している。
数々のセキュリティ対策が打ち出されているにもかかわらず、サイバー攻撃による被害は増え続けている。
今日の情報セキュリティが抱える致命的な〈脆弱性〉は、どこから来たのか?
コンピュータの誕生前夜から現代のハッキング戦争まで、半世紀以上にわたるサイバー空間の攻防を描いた、情報セキュリティ史の決定版。
【Cybersecurity Canon Hall of Fame 2022 (サイバーセキュリティ書の殿堂) 受賞】
「私たちが今日直面するセキュリティ問題の多くは、何十年も前に下された愚かな決定によってもたらされた。本書は、ITの黎明期から現代のクラウドコンピューティングに至るまで、情報セキュリティの歴史を完全網羅する」
――ベン・ロスキー (『Computer Security』著者)
「率直に言って、恐ろしい本である。コンピュータネットワークは兵器となり、脆弱なITインフラは国家の安全保障にとって、致命的な脅威となるのだ」
――リチャード・H・イマーマン (アメリカ外交史学会第40代会長)