ウソをつく化粧品

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あらすじ

■「オーガニックで肌にやさしい化粧品を使っているのに、かぶれます。
 私の肌が悪いのでしょうか?」

といった声が多く聞かれるようになりました。

悪いのは、あなたのお肌ではありません。

ウソだらけで、消費者の目を巧妙に騙し、
お肌をどんどん弱くさせている張本人は、
何を隠そう「化粧品」だからです。

どんなにオーガニックであることを謳っても、
化粧品の成分として合成された時点で、
化学物質になることには変わりはありません。

原料がオーガニックであるかではなく、
その成分がお肌にどんな作用をもたらすかを
見極めることが必要なのです。

■クレンジングオイルと台所用洗剤は同じ!?

お肌にやさしいという触れ込みのクレンジングオイルと、
ゴム手袋を使わないと肌あれの原因になることもある

台所用洗剤が同じものだと聞いたら、どう思いますか?

これ、本当のことなんです。

同じ原料や同じ作用の原料を使って、
まったく別の用途のものを製造しているのです。

それは、化粧品のパッケージに記されている、「成分表」を見ればわかります。

毎日毎日、台所用洗剤で顔を洗っていたら、
お肌の水分や油分が失われ、弱肌になっていくのは当然のこと。

本書では、美容業界に携わりながら、
プロを対象に、皮膚や化粧品の知識の普及に努めてきた著者が、
化粧品の巧みなウソを明かします。

本書があなたの肌を健やかにする一助になりましたら幸いです。