歌集 祈り

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あらすじ

ああだから月はみんなに愛されるんだ自分ひとりを見てる気がする

夜明けにそっと、咲く花のように、祈るように、ゆるすように、やさしく心を包む二三〇首

哀しみを携え人は生きている夜になっても凋まぬ朝顔

月光のあまねく空を泳ぎたりもう一人のわれに出会いたくって

「しあわせな一日だった?」夕暮れに訪い来し鳩に声を掛けたり