[音声DL付き]「話す力」「聞く力」の次元が変わる 発音記号の基本(CNNEE ベスト・セレクション 特集64)

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あらすじ

〈音声データ付き、ダウンロード方式で提供!〉

【今週のトピック】
現在、世界にはさまざまな英語のアクセント(方言)があります。
 イギリスを例にとりましょう。英語の発祥の地であるこの比較的小さな国でも、いわゆる「イギリス英語」、正確には「標準イギリス英語(Received Pronunciation, RP)」を話す人はイギリスの全人口の3%ほどと言われており、実際にはこの「標準イギリス英語」以外のさまざまな英語のアクセントが話されています。
 それでもなお、イギリスの教育の場や公的な場所での手本となるのは、「標準イギリス英語」です。英語を外国語として学ぶ場合、イギリス英語なら「標準イギリス英語」を、アメリカ英語なら「標準アメリカ英語(General American)」を規範として学ぶのが良いとされています。
 では、なぜ、これらが規範となるかというと、それが世界の多くの人にとって「わかりやすい英語」だからです。音声的にわかりやすいというよりも、それを規範としている場合が多いので、その音声を聞く、学ぶ機会が多いのです。
 規範となる英語から外れれば外れるほど、コミュニケーションが困難になります。例えば、一般に「インド英語」はわかりづらいと言われるのですが、その理由は、「規範となる英語」にインド独自の言語の特徴が加わった結果として、独特な特徴を持つ英語になっているからです。具体的には、Wednesdayを「ウェドゥンズデイ」と発音したり、巻き舌の[r, t, d]があったりといったものです。
 そういった意味で、英語発音も「標準的な英語」に近ければ近いほど、コミュニケーションがスムーズにいきます。しかも、発音が正しくできると、リスニングが楽になります。というのは、日本語と英語は音体系がかなり異なるため、日本語式の発音で発音していると、それに耳が慣れてしまい、英語特有の音体系が聞き取りづらくなるのです。聞き取れないということは、意味の理解にもつながらないということです。
 本特集では、発音記号の正確な理解を通して発音を徹底的に学習しましょう。

◆本書の内容
・発音記号はなぜ重要か: 発音を診断する
・発音記号は「音符」
・母音を整理して把握する
・「ア」を押さえる
・「イ」「ウ」「オ」も一緒に覚えてしまおう
・子音
・要注意の子音7種
・一歩先の発音知識
・発音を間違えがちな基本単語20

・[雑誌再現](PDF型)
※スマホなどで読みやすいリフロー型と、雑誌掲載時のレイアウト(対訳)をそのまま再現したPDF型の2パターンで学習できます。)
・音声ファイルの入手方法 

【音声ファイルの入手方法】
・本書の購入者は、本電子書籍内に記載の方法により音声を無料でダウンロードできます。
・音声ファイルはZip形式に圧縮されています。解凍ソフトなどを利用し、ファイルを解凍したうえでご利用ください。

*『CNN ENGLISH EXPRESS』編集部編『CNN ENGLISH EXPRESS』2020年9月号掲載の特集をもとに制作されました。