死者の軍隊(下) 連合赤軍の彼方に
金井広秋 3,300円
あらすじ
これはシェイクスピアの悲劇ではない。
われらの時代の「物語」である…!
戦後事件史 最大の悲劇!
克明に描くノンフィクション・ノベル
「私(永田)は自分の命を惜しみます。だからこそ病と闘うのだし、塩見さんらの生命を惜しむふるまいも大切に思います。誤解のないように。塩見さんらに不満があるとしたら、自分の生命を惜しむ真情を公然と表明することなく、私個人の生命の惜しみ方を批難しようとするところです。死刑判決と闘うことが亡き十四名の同志との連帯であるという生命愛の表現を認めようとしない誤りを、私は塩見さんらに対して問題にしたのです。…」(「第十章 伝説」より)