国際政治のなかの中南米史

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あらすじ

本書は、アメリカ大陸の「発見」から現代までの中南米通史である。
先行研究を網羅的に渉猟し、テーマによってはかなり詳しく史実を
説明した。また、「歴史ナラティブ」の語り口ではなく、歴史の底流に
ある「歴史のロジック」をリアリズムで語ることに重点を置いたものと
なっている。植民地時代以来の宗教、カトリックの影響にも気を配った。
これらは全て、外務省で現場に長くいた者が持つ問題意識であり、
研究者にはガイドブックとしても使える書である。