連合赤軍の時代
三木武司 2,860円
あらすじ
あれから50年…「連合赤軍事件」に関する多面的検証の書。
1971年から772年にかけて全国にその名を轟かせた集団が存在した。
その名は「連合赤軍」。
本書は、連合赤軍が引き起こした一連の事件および「連合赤軍事件」が
勃発するに至った当時の時代背景を踏まえ、事件の真相を明らかにしようと
試みたものである。
著者は執筆にあたって事実のみをベースに検証・考察する。そのために、
当事者への取材をできる限り行い、当事者が書いた文献を丹念に読んだ。
これら当事者とはもちろん事件を起こした犯人、つまりは連合赤軍のメンバー
で本書での主役である。また、事件を取り締まった警察関係者、
マスコミ関係者も当事者に加えることもできる。それぞれの立場で関係者は
手記を残している。立場が違えば考え方・関わり方が違う。
本書では、それぞれの立場からの多角的多面的な視点を導入し、
事件の検証を試みた。
[目次]
(1) 「この顔にピンときたら110番!」
(2) 発端――群馬県・榛名湖畔、妙義湖畔、籠沢、
軽井沢、レイクニュータウン
(3) 連合赤軍前史――「過激派」「極左」と呼ばれた彼ら
(4) 連合赤軍の時代
(5) 連合赤軍の成立から「自滅」――あさま山荘漂着まで
(6) あさま山荘の内と外
(7) あさま山荘事件後――その後の連合赤軍
(8) 首謀者森恒夫とは
(9) サブリーダ? 永田洋子の人間像
(10)連合赤軍に参加しなかった面々
(11)連合赤軍メンバー27名の身上調書
(12)革命と性
(13)私的考察的結論