虎狼狩り 介錯人・父子斬日譚〈六〉

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あらすじ

命をも奪う残忍な賊――その悪辣な野望、見過ごせぬ!
貧乏道場に持ち込まれた前金は百両。呉服屋の無念を晴らすべく唐十郎らが奔走する!
野晒唐十郎の青春賦、白熱の第六弾。

深夜、呉服屋増田屋の手代は悲鳴も呻き声も上げること能わず、一瞬の太刀捌きで斬り捨てられた。賊は千両箱を担いで去った……。
増田屋の主人に敵討ちを頼まれた狩谷桑兵衛と唐十郎父子は、賊の親玉が武士、しかもかなり腕が立つらしいと聞いて奮起する。
なぜ虎狼のごとき賊は金を欲したのか、その悪逆非道な企みとは?
一刀流対居合、壮絶な応酬が始まった!