活動芸術論
購入した作品の読み方あらすじ
Chim↑Pom from Smappa!Groupの元リーダー、渾身の書き下ろし40万字(単行本3冊分)!
アートが育んできたラディカルさ、全ての行為・行動・活動が「アクション」であるという自覚で、私たちの日常はガラリと変わる。いまやアクション(活動芸術)あるのみ!
本書は、独創的なアイデアと卓越した行動力で、社会に介入し、私たちの意表を突く数々のプロジェクトを成功させてきたアーティスト・コレクティブ、Chim↑Pom from Smappa!Groupの卯城竜太によるはじめての単著です。今春、森美術館で開催された「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」は、初の大規模な回顧展ですが、実は作品を見ただけでは彼らがやってきたこと、成し遂げてきたことはあまりわかりません。彼らにおいては、作品成立の元に「プランニング」「スタディ」「ネゴシエーション」「オーガナイズ」「ステートメント」「ファンディング」「展開」などの様々なオペレーションが隠されているからです。それは精緻な理論にささえられており、実際、驚くべき冒険そのものです。本書はそうした日本で最もラディカルなアーティスト・コレクティブの内奥をすべて開示し、グランドセオリーなき世界で新しい未来を切り開くためのドキュメント&理論書です。
【目次】
●第1部
第1章「にんげんレストラン」
第2章 Chim↑Pom とは誰か?
第3章 アクションの歴史
●第2部
第4章 《スーパーラット》「サンキューセレブプロジェクト アイムボカン」
第5章 《ヒロシマの空をピカッとさせる》
第6章 「REAL TIMES」
第7章 「芸術実行犯」
第8章 「Don’t Follow the Wind」
第9章 「The other side」《気合い100連発》
第10章 《LOVE IS OVER》「また明日も観てくれるかな?」「道が拓ける」《道》
●第3部
第11章 「ReFreedom_Aichi」「ダークアンデパンダン」
第12章 「WHITEHOUSE」
第13章 コレクティヴィズム
第14章 ポスト資本主義とプラネタリー
年表