ナーダ・サーガ 「無の国の物語」

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あらすじ

目に見えているこの体は誰だろう、誰のだろう、ぼくか、ぼくのか、
しかし、ぼくとは誰だろう。

船が難破し、一切の記憶を失った光(ひかる)。
蘭の花が香る清艶な女性に導かれたのは、
混沌と秩序がうねり合う“ナーダの国”であった――。
神秘の島で解き明かされていく、彼自身の正体とは。圧巻のファンタジー小説。