一橋ビジネスレビュー 2022年SUM.70巻1号
一橋大学イノベーション研究センター 2,200円
あらすじ
世界は、カーボンニュートラル革命の時代に突入した。パリ協定の採択、IPCC報告書の発表以降のカーボンニュートラルの実現は、いまや世界共通の政策課題となっている。カーボンニュートラルの実現は、産業革命以降すべての産業の基盤となっている化石燃料中心のエネルギーおよび電力システムの抜本的な改革を求めるものであり、産業界においては、イノベーションの推進を含めた抜本的な事業・経営の改革が求められている。また、世界各国も、産業政策的な観点も含めて、その政策の推進を競い合っている。本特集では、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みに関して、政策の動向、各産業における変革の方向性など、さまざまな観点から議論する。主な執筆者:朝野賢司(電力中央研究所)、市川類(一橋大学)、河原圭(経済産業省)、橘川武郎(国際大学)、大聖泰弘(早稲田大学)。インタビューは、奥田久栄(JERA 取締役副社長)、福井啓介(EdMuse代表取締役CEO)。ビジネス・ケースは、日本環境設計とヤマトグループ。