あさはふる

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あらすじ

自然現象や四季の移ろいの中に、時々の想いを込めた「自然」
身近な動物や植物、昆虫などへの注意深い観察眼から生み出された「生物」
人の世の営みの儚さや葛藤が鋭く表現された「人事」
今この時代の恋情や睦み合いを、見事に気品高く歌う「恋」
日常生活で出くわす、ふとした発見や気づきを独特の感性で表す「雑歌」

暁の雨の仕業か花びらを貼り付け電車は駅をでてゆく
残光を羽に捕らえて法師蝉ついと飛び立つ誰が呼びしや
逝きし君いずれわたしも「い」の文字の窯にて焼かるる時まで待てよ
その肌にそっと触るれば指先に指先ほどの火の灯りたり
雷鳴に旋律あらば如何ならん例えば「運命」出だしのように
(本文より)

自然
生物
人事

雑歌