ろう者と聴者の懸け橋に 「手話通訳士」兼「日本語教師」の挑戦

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あらすじ

日本で唯一の手話&日本語講座の教室から

言語学習の体系的メソッドによって聴者には手話を教え、ろう者には手話で日本語文法を指導する、その教授法を公開。ろう者への差別や偏見、手話の世界の問題点にも言及。ろう者と聴者が互いを尊重しあえる社会をつくるために。

※本書は、大月書店刊『ろう者と聴者の懸け橋に――「手話通訳士」兼「日本語教師」の挑戦』の電子書籍版です。

【目次】
プロローグ 手話でおこなう日本語講座――聴覚障がい者のサリバン先生として
第1章 ろう者にとって日本語とは――大学入学までの長い道
第2章 日本語が苦手な聴覚障がい者が多いわけ
第3章 知っておきたい「日本語対応手話」と「日本手話」の違い
第4章 「聞こえない」ことの違い――「ろう者」「中途失聴者」「難聴者」「人工内耳装用者」それぞれに異なる大変さ
第5章 手話講習会が受講生を苦しめるなんて――「手話の世界」で涙した多くの人たち
第6章 「日本語教師」と「手話通訳士」、二つの資格をもっている理由
第7章 手話と日本語の指導に不可欠な言語知識――テンダーメソッドへ
エピローグ 正しい言語知識を広めるために

【著者】
鈴木隆子
「テンダー手話&日本語教室」代表。手話通訳士。日本語教師(日本語教育能力検定試験合格)。手話教室のほか、聞こえない人のための「手話で行う日本語講座」も開講。著作に『サポート手話』(共著、UDジャパン)。