国家と犯罪

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あらすじ

冒険小説の雄が世界の辺境を歩いた傑作ルポ

「わたしは比較的辺境を旅することが多いが、ときどき眩暈を覚えるような光景に出くわすことがある。そこでは人間があまりにも簡単に殺されるのだ……。
 国家に対する犯罪。
 国家による犯罪。
 本書はその二つの相関についてのささやかな旅の報告である」(「序にかえて」より)
 キューバ、メキシコ、中国、クルディスタン、イタリア…世界の辺境では、いま何が起きているか?
 『山猫の夏』『砂のクロニクル』など傑作冒険小説を描き続ける作家が世に問うた巨弾ルポルタージュ。