日本文明試論 来るべき世界基準のアートを生む思想

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あらすじ

日本は、江戸時代までは中国の辺境にある同種の文明と捉えられ、明治以降は西欧文明を積極的に取り入れてきたため、一つの「文明」と認識されることはなかった。しかし、浮世絵や漫画・アニメなど、世界に影響を与える文化を生み出してきたことからも明らかなように、日本には古代から連綿と続く独自の文明があるのだ。本書は、古代から現代までの日本の絵画・建築・都市の歴史を代表的作品とともに辿り、日本文明の根底に流れる思想と方法を浮かび上がらせる。21世紀の文化・芸術の新たな可能性を開く画期的評論。図版多数掲載。