歴史探偵 開戦から終戦まで
半藤一利 880円
あらすじ
山本五十六の決断力、ニミッツの統率力、昭和天皇のドイツ観――リーダーシップに見る太平洋戦争
開戦から80年。日米の指導者を縦横無尽に語りつくす!
未収録「歴史探偵」エッセイシリーズ三部作 完結篇。
「太平洋戦争と言う一つ歴史、それを眺めていきますと、人間と言うものはいろんな面を見せます。いろんなことを考え、またいろんな過ちを犯すわけです。その一つ一つが全部教訓になるというわけではございませんが、少なくとも上に立つ人達はどうあるべきかということに関する限りにおいては、多くの教訓があるのではないかと思います」(本文より)
・真珠湾攻撃作戦に見る山本五十六の「偉さ」
・ ニミッツ抜擢はアメリカ軍の柔軟な人事の象徴
・部下に任せて責任は取る南雲忠一
・日本海海戦、作られた東郷平八郎の「決断力」
・ドイツの街中で考えたヒトラーの時代
・日本とドイツ、空襲の違い ほか