超高齢社会の乗り越え方 日本の介護社会は成功か失敗か
安立清史(著) 1,980円
あらすじ
「銀河鉄道の夜」に導かれて超高齢社会の悲観論を超える
宮澤賢治『銀河鉄道の夜』に導かれて 高齢社会を肯定的にとらえようとする 多様な試み。
日本社会をおおっている「高齢社会」を悲観する考え方から脱するにはどうすればよいのか。
定年問題や介護福祉制度が行きづまる社会の中で、その正しい選択肢を模索し、高齢社会へのマイナス思考をプラス思考へ転じるために私たちにできることは何か。
【目次】
序 「銀河鉄道の夜」と私たち ──超高齢社会の行方 I 日本の介護福祉は 成功か失敗か II 災害と福祉 そして非営利の復元力 III 日本の超高齢社会は どこへ向かうか 結 「千と千尋の神隠し」は どんな解を見つけたか?
【著者】
安立清史
1957年、群馬県生まれ。九州大学・大学院人間環境学研究院・共生社会学講座・教授。専門は、福祉社会学、ボランティア・NPO論。著書に『介護系NPOの最前線-全国トップ16の実像』(共著、ミネルヴァ書房、2003)、『ニューエイジング: 日米の挑戦と課題』(共著、九州大学出版会、2001)、『高齢者NPOが社会を変える』(共著、岩波書店、2000)、『市民福祉の社会学――高齢化・福祉改革・NPO』(ハーベスト社、1998)、『超高齢社会の乗り越え方』(弦書房、2020)など。